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1(2)QTVRを制作する
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撮影機材

カメラ:NikonD70,D200,D90

レンズ:Nikon AF DX Fisheye 10.5mm f/2.8G ED

パノラマ雲台:Manfrooto 303SPH

Manfrotto 300N ローター

Manfrotto レベラー

雲台:Manfrotto 410

撮影手順

1. カメラ設置:三脚は水平でなくてもいいが、雲台、は出来る限り水平にセットする。カメラを写真のようにセットするのだが、使用するレンズのノーダルポイント(NikonD70 10.5mmのノーダルポイントはレンズの金帯の位置よりすこしカメラ側に有ります。)と、パノラマ雲台の回転軸をせめて1mm以内の誤差にセットする。

2. 本撮影の前に、NikonD70をオートマチックの設定のままで、出来れば4方向のシャッタースピードと露出を測り、本撮影のシュッタースピードと露出値を割り出す。平均値でもいいが、少し絞りはきつい目にし、シャッターは遅い目にして撮影し、NikonCaptuer4で調整すれば良い。

3. 本撮影は、NikonD70のシャッタースピード、露出、レンズホーカスのすべての設定をマニュアルにする。オートを用いるとQTVRを制作する時点で、彩度、明度、また画角の変化を修正するのに時間がかかり、最悪、ものにならない時が有る。

4. 撮影枚数は使用するレンズによって異なるが、NikonD70を縦使いし、水平で8枚、仰角45゜で4枚、俯角45゜で4枚、真上1枚真下1枚、計18枚(真上、真下はなくても合成できます。)ぎりぎりまで省くと、水平8枚、真上1枚、真下1枚、計10枚(この場合は雲台の調整をしつかりしておくこと)。水平6枚、真上1枚、真下1枚、計8枚はまだ実験していません。(どの撮影の場合でも真下1枚に三脚が移るのでこれを消すために余分に撮影する必要が有ります。http://yamamichi.no-ip.com/howto/cubic-tech/2teimen/0teimenhtml.html を参照)省くと後でステッチが難しくなるので多目に撮影しておく事です。

5. レンズにシグマ8mmを用いても出来ますが、撮影後の制作ソフトなどの組み合わせが、異なります。最近のソフトは、シグマ8mmの映像も、nikon10.5mmの映像も、かつ、もっと焦点距離が長いレンズでも対応しています。さらにソフトによっては、魚眼レンズの樽型歪みのまま入力しても受け付けるものが有りますので、昔ほど難しいことは有りません。

QTVR制作

1. NikonD70で撮影した画像をMacにJPGもしくはRAW(出来ればRAWがよい)で取り込みます。

2. 取り込んだ画像をNikonCaptuer4に1セット(1撮影の12~30枚)を一括して読ませるのですが、第一枚目もしくは、一番重要と考える角度の撮影画像を表示させNikonCaptuer4で、魚眼撮影の画像をパースペクテイブへ変換します。その他、彩度、明度、ぼかし、シャープ、などの変更を加え、この画像の変更値を使ってその他20枚~30枚を一気に変換しMacに取り込みます。(余り加工しすぎるとステッチが上手く行かない場合が有るので要注意)

3. 変換された12枚~30枚のJPGの画像をREALVIZのStitcher4.0に全て一気に取り込んで、ステッチします。出力する前に、三脚や雲台をステッチから除外するため、Toolで除外範囲を指定し、ステッチが上手くいけば、VRML方式で6面(前後左右上下を1~6のナンバリングを指定)のJPG画像(もしくはtiff画像)を出力します。

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4. 6面のJPG画像をPotoshopに取り込んで、主に底面6の画像に三脚や雲台が必ず映っているので(Toolで除外範囲がうまくいけば少しだけ三脚部分が残ります。)、修正します。修正は一寸したテクニックを要しますが、気長にやってください(ステッチする前に底辺の画像から三脚を消し去っておくテクニックも有ります。)。本当は、撮影時に影が伸びている場所は最悪です。晴れの日は、建物の影の中、もしくは太陽高度が高い時間なら後でなんとかなります。床面が大理石の鏡面仕上げや、ワックスがよく掛かっている床、畳の目などは修正は非常に難しいと思ってください。

5. この修正をした画像をFish4CibeXmもしくはCubicConverter(Mac系のみ、Window系はpano2VR)に6枚一度に取り込み、出力値を設定し、Quick Time 」ムービーを作ります。これがQTVRです。

6. このQTVRをQuickTimePlayerでみるのですが、自動的に右もしくは左に動くようにするためにCubicConnectorにQuick Time 」ムービーを取り込み動かす方向とスピード設定します。Hotspotもこのソフトで設定できます。

NikonD70とSIGMA8mmF4 FISHEYEの場合

1. シグマ8mmの時は、NikonCaptuer4は画像を取り込んでも、パースペクタィブに変換してくれません。DeFish(DxO Optics Pro 4もok)と言うソフトでパースペクティブに変換しステッチする方法が有ります。しかし画像の取り込みが1枚ですから、1枚1枚丁寧に変換しなければならない(パラメーターを保存して再度使う)ので、少しでも誤差を生じるとやり直しを余儀なくされます。シグマ8mmの時は、画角が広く横180゜縦140゜がNikonD70に撮影されるので撮影は前後左右上下の6枚でQTVRが出来ますが、撮影精度は十分慎重にしなければステッチでお手上げになります。

2. シグマ8mmを用いて、もう一つの方法として、池田さんのFish4CubeXmを用いてQTVRを作成するほうほうがあります。このソフトは、すばらしいソフトですが、Nikonのクールピクスなどにコンバージョンレンズを付け、魚眼の画像を対象としているので、NikonD70+Nikon AF DX Fisheyeでは、QTVRが作成できません。NikonD70 SIGMA8mmならなんとかQTVRが出来ます。その方法はNikonD70+SIGMA8mmでカメラ水平使で撮影した画像3枚を水平幅の正方形の中心に取り込み真上は90゜ずらしでもう1枚撮影し、Photoshopwで重ね合わせ、正方形にする。この4枚をFish4CubeXmのTetraに取り込み、調整の後、出力する。この方法でも真下に、丸みのかかった三角が残るので、Photshopで修正するか、作成者のロゴを入れて、カバーする必要が有ります。        その後2005年5月22日に池田さんが水平4枚でQTVRを作成するソフトを完成させました。これが有ればNikonD70+SIGMA8mmを縦使いし4枚から、一気にQTVRが出来きます。

3.PTGuiやPTMac 4.1はNikonD70やD200+シグマ8mmの画像をパースペクティブに変換しなくても、編集出来きるので最近人気が有ります。REALVIZのStitcher Unlimitedもシグマ8mmの画像を直接受け付けるようになりました。しかしシグマ8mmの画像を4枚から作るQTVRとNikon AF DX Fisheye10.5mmの画像18枚、さらに最近のデジタルカメラの画素数が1,000万画素を超え、これらのカメラで20mmのレンズを装着して40枚撮影すれば、QTVRの質は圧倒的に異なります。どれが必要かは、QTVRを何に用いるのか、目的により選んでください

PTMacでの製作は「史跡世界」Site(2010年3月にSiteは閉鎖されます。残念なので資料として拝借保存しておきます。)に詳しく述べられていますので参照してください。

5.Cubicの装置とCubic softを利用して、望遠100mm~150mmレンズで25~

30枚を3~4段撮影し、これをステッチすれば、超大パノラマができます。通称ギガパンと言われているパノラマ写真です。

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